日清亭@神奈川県小田原市【小田原駅】

本日は小田原市に初上陸。

以前町中華でやろうぜで紹介された放送を見てから、日清亭にどうしても行ってみたいと思っていました。

今回、意を決して小田急線で東京からやってきました!

朝9時に小田原駅に到着し、小田原城を周り11時のオープンを待ちます。

小田原駅近辺は、まさに城下町の雰囲気を漂わせた街並み。個人的にこの街並みが好きです。

そんな情緒あふれる小田原市で100年以上の歴史を持つ老舗町中華が日清亭です。

お店の隣には鐘があり、お店自体も良い感じのノスタルジックを漂わせます。

ちなみに、小田原城の正門から近いです。

店内はテーブルメインで、カウターも少々あります。

入店は土曜日の11時半頃でしたが、先客は2組。

しかし、その後続々とお客さんが来て12時頃には満席。やはり人気店ですね。ファミリーも多く地元の方に愛されているのが分かります。

数あるメニューの中で、ワタクシは中華丼と半チャーハン、餃子という炭水化物のオンパーレードを展開することにしました。

後から来たお客さんは、ラーメン半チャーハンセットが多かったように思います。

カツ丼を注文している方もいました。

正直、ワタクシもオムライスとカツ丼には心を引っ張られましたが、初心でいくならやはり中華丼なのです。

そして、中華丼の登場!もちろん、休みなのでビールも忘れずに!

コレハ チュウカドン デスカ?

ビジュアルに驚愕。

まず、餡は透明に透き通っています。デフォルトで色鮮やかな目玉焼きがオン!

そして、器が大きい。笑

正直、中華丼は醤油ベースで香ばしいのが好みです。

しかし、一口食べたらさらに驚愕!

うまい!

色からするとやはり塩ベースかなと思うのですが、出汁というか旨みがハンパなく押し寄せてきます。

間違いなくラーメンスープがベースになっていると思うのですが、全く攻撃性がないのに旨みある美味しい中華丼です。

そして、餡がたっぷりでトロミもかなり強めです。

具は白菜ではなくキャベツ。そして、ニンジン、玉ねぎ、キクラゲ、豚肉などシンプル。

半熟な目玉焼きを崩せば、まろやかな黄身も染み出し2度楽しめます。

ビールのつまみ頼んだ餃子。

見た目はスタンダード。

餃子のタレはあらかじめ作られたものが運ばれます。

薄めのツルッとした皮に、野菜が中心となった餡が多く入ってます。

野菜の食感もあるシンプルかつ美味しい餃子です。

さぁ、炭水化物からの炭水化物!

元々はチャーハンは食べる予定なかったのですが、周りのお客さんのチャーハンを見たら食べたくなってしまいました。

このチャーハンがまた美味しいのです!

紅生姜は別皿で付いてきます。

何と言いますか、すごく懐かしいんです。

ナルトの入ったシンプルなチャーハンで、ややパラパラ感としっとりが絶妙に感じれる炒め具合。

昔は今のように飲食店がそんなになく、田舎育ちのワタクシはなおさら外食は貴重でした。

家族で近くの中華屋に出前をお願いするか、一軒だけあったラーメン屋に行くことが多かったです。

その小さい時に食べてきたお店のチャーハンと非常に似ていて、遠い昔を思い出してしまいました。

量は多かったですが、完食しました。

昭和を感じながら飲む瓶ビールは格別です。

その他メニューも気になります。今回はオーダーできなかったのですが、こちらはラーメンの麺が手打ちらしいのです。

手打ちラーメン食べたかった。

小田原にはなかなか行く機会はありませんが、また行きたい良いお店を知りました。

そして、店員さんがまた素晴らしい。

女将さんは優しいし、広めの店内でどんなに忙しくても店主さんと思われる方が、厨房から大きな声でいらっしゃいませと、ありがとうございましたを伝えていたのに良い印象を抱きました。

お店が長く続く理由って、こういった心の部分も絶対あると思います。

100年以上この町と時空を共にしてきたこちらのお店には、そんな昭和の良き部分を垣間見ることができます。

来てくれてありがとうと、美味しい料理を出してくれて腹一杯にしてくれてありがとうが通い合ってるといいますか・・

やっぱり町中華っていいなと改めて感じてしまいました。

そして、こちらのお店を紹介した番組にも感謝ですね。東京から行く価値はありました。

ごちそうさまでした!