東北@中野区【中野駅】
本日は中野区の名店でもある、東北に初訪問することができました!
ずっと気になっていたお店です。
ちなみに、東北と書いてトンペイと呼びます。
場所は中野駅北口から、駅目の前のサンモール中野のアーケードを行くと、中野ブロードウェイに辿り着きます。
なんとこちらのお店は中野ブロードウェイの2階にあります。
中野ブロードウェイの時点で、かなりレトロな雰囲気を醸し出しているのに、その中に存在する町中華とは想像を絶するものがあります。
店内はカウンター7席程の、こじんまりとしたお店です。
正確な数字は不明ではあるが、中野ブロードウェイ自体が1966年開業。その数年後には東北はオープンしていたとのことなので、現時点で55年くらいは経過しているのでしょうか?
お店もかなりトラディショナルな雰囲気です。
入店は土曜のちょうと12時頃。先客3、後客4くらいだったかな。
常連さんもいて、絶えずお客さんが訪れている印象です。
カウンターに座り、壁にあるメニューを熟読します。
やはりここはネットでもよく見かける、ラーメンとチャーハンを食べなければと思い、チャーハン&ラーメンのセットメニュー950円をオーダー。
ちなみに、ラーメンは単品450円。チャーハンは単品550円です。
1、2年前はラーメン390円だったそうです。
やはりこのご時世値上げラッシュの波は打撃を与えます。
それでも450円でラーメンを食べれるのは有難いことで、十分安いです。
まずはラーメンとご対麺です!
器、年季の入ったレンゲ、トッピング、そして澄んだスープ。
これこそ昔ながらのラーメンそのもの。
スープは一切雑味の無いクリアな味わい。
ドシンプルにザ・醤油ラーメンと言った味わい。
でも、これが良いんです!
この店構えや、レトロな店内で食べる昔ながらのラーメンほど美味しいものはありません。
麺も本当に何の変化球もない、ザ・中華麺です。
やはりこのシンプルなスープにはシンプルな麺が良いんです!
加水率が高めで、ツルッとしたストレート麺。
少し柔めの茹で加減。
何故か罪悪感なく最後まで飲み切ってしまうラーメンです。
そしてチャーハンの登場!
調理工程を見ていましたが、鍋振りや調味料の投入の仕方など、惚れ惚れしてしまいます。
味はめちゃくちゃベスト!
コショウのスパイシーな感じも、少し濃いめの味付けも最高!
このチャーハンがスープ完飲の後押しをします。
ふっくらしていて、ややパラパラ寄りのしっとり感。
具も王道で良いじゃないですか!醤油の香ばしさも、米一粒一粒にしっかりと伝わっています。
このチャーハンが50年以上、地元の人のお腹を満たしてきたんだなと思うと、感慨深いものがあります。
すこし雰囲気が怖そうな店主さんでしたが、会計を済まして、お釣りをいただく時、店主さんがありがとう!と気持ち良く言ってくれました。
外観や料理だけでなく人情という昔ながらを感じることができ、非常に良い時間を過ごすことができました。
いつの時代も、これからどんなに時代が変わっても、人と人の繋がり、すなわち人情という素敵な言葉は昭和のまま大事にしていきたいものですね。
町中華は人情そのもの。
今までも、これからも。
ごちそうさまでした。