クサカ亭@練馬区【中村橋駅】

今日は西武池袋線の中村橋駅にある、クサカ亭に初訪問しました。

 

1年以上前から気になっていたお店で、本日やっと訪問することができました。

 

クサカ亭は割と有名なお店で、有名なテレビにも度々紹介されている町中華です。

当然、地元で知らない人はいないほどのお店。

入店は祝日、水曜日の18時頃。町中華には珍しいシックな黒の外観。

 

しかし、道端に出されたキリンの看板と観葉植物は正統派を物語っています。

 

店内は広々としていてカウンターと、テーブル席があります。テーブルも大きいので、ファミリーでも食事が楽しめるはずです。

 

カウンターには黒帯達が料理をつまみながら、新聞を見て飲ってます。

奥のテーブルでは地元の常連さんたちが食事を楽しんでいます。

入店前、入店後共に客層を見ると、間違いなく地元の常連達。しかも、広い店内もほぼ満席に近い。

 

地元の食堂のような感じで、清潔感もあり居心地が良さそうです。

繁盛しているのを見ると人気店なのが分かります。

このメニューの豊富さに驚きです。このメニュー表に載っていないメニューは壁に沢山貼ってあります。

分かりやすいようにメニュー表に写真が載っているのは本当にありがたいです。

 

常連さんの声を聞いた結果、この多さになったのかなと思います。これもまた、町中華あるあるですね。

ひとまず、中瓶のアサヒスーパードライで飲っちゃいます。

初めてなのにホッとするこの安心感。

それが町中華!

 

テレビを見ながらビールを飲み、料理を待つ。

まるで家のような安堵感と、外食という少しの贅沢感と特別感。

 

様々な感情と併せて飲むビールは格別です。

ビールのつまみとして餃子500円をオーダー。

やや大きめの餃子は6個。

餡は野菜が多めで、ペーストスタイルと荒みじん切りのキャベツで食感も残っています。

ニンニクもビシッと効いています。

 

分からないからなぁ皮はツルッとモチっとした舌触りとカリッとこんがりした両面を併せ待っています。

続いて春巻600円。

料金的にもつまみと思っていましたが、定食のおかず並みに盛り盛りです!

平べったいスタイルで、横幅があります。

中の餡は八宝菜のような、野菜ベースのトロミある餡です。

 

これは珍しい。

最近思うのですが、町中華の味は店によって違いますが、特に違うのが春巻きだと感じています。

 

今回も春巻きの概念が変わる一品でした。

半チャーハン400円。

入り口にチャーハンが美味しいお店と豪語されていましたので、これは少しでも食べたいと思っていました。

ネギ、玉子、ナルト、チャーシューとワタクシが理想とするチャーハン具材のフルラインナップです。

 

口の中でホロっとほどけるような口当たり。

確かに美味しい!

味付けも丁度良く、フワッとしっとり具合とパラパラの絶妙なポイントを押さえたようなチャーハンです。

 

つまみとしても食べれるハイブリッドな一品。

二代目が元々バーを経営していたようですので、ハイボールはオーダー必至です。

料理の味を壊すことなく飲めて、さらに炭酸の清涼感により食事も進みます。

続いて締めのラーメンです。

ザ・昔ながらを象徴したようなビジュアル。

味もあっさりだけど、物足りなさがなく、それこそ毎日でも食べれる味。

麺は中太くらいの縮れ麺。

麺も昔風。日本人の中に脈々と流れ続けるラーメンのDNAは、このようなシンプルな醤油スープと中太の縮れ麺のラーメンだと思う。

 

なぜなら、初めて食べるのに初めて食べた気がしないのです。

チャーシューは分厚め。それなのにホロっと柔らか。これでライスが食べたいほど。

ほうれん草もしっかりと入っていて彩りよく、麺量もそこそこ多いです。

 

このクオリティで500円はかなりコスパが良いです。

 

ハイボールも進み、サクッと完食!

初めて行ったお店でしたが、噂通りのハイレベルでした。

テレビでも多く紹介されている町中華の名店です。

 

以前、町中華で飲ろうぜでも紹介されていて、初代の勇退と共に暖簾を下すはずだったが、代替わりで存続したと見ました。

 

こんなに良いお店は絶対に後世に残って欲しいです。

 

各地で後継がいないために暖簾を下ろす町中華が増えています。

高度経済成長期から日本人の胃袋を支えた、日本の食文化を守らなければいけないと、つくずく実感しました。

 

また、是非行きたいと思います。

ごちそうさまでした。